民衆の敵～世の中、おかしくないですか！？～ 第1話

佐藤智子（篠原涼子）は夫・公平（田中圭）と息子・駿平（鳥越壮真）と3人で、温かく平凡で幸せな家庭を営んでいました。

しかし、この夫婦は、理不尽な業務に逆らって解雇されたりする中で、ある時、同時に仕事を失ってしまいます。

智子は、インターネットのサイトで仕事を探しますが、高校中退ではそんなにいい仕事が見つかるわけもなく・・・

そんな時、ふとテレビで観た「市議会議員」について調べ、自分が住む市の議員当選率が８割以上と知った智子は、すぐさま公平に立候補を宣言します。

立候補するには５０万円いるんだよね・・・ここで夫婦は揉めますが、智子に押し切られてしまいました。

駿平に、卵焼きをステーキと想像させて食べさせるのではなく、本物のステーキを食べさせてやりたい・・・

市議の年収は、智子にとっては夢のような金額ですし。

早速、智子と公平は選挙管理委員会で立候補の手続きをして、現市議・磯部（笹野高史）の選挙演説を見学します。

そこで智子は、磯部の演説はうそばかりだと憤るママ友・平田和美（石田ゆり子）を目にするのでした。

智子が自ら立候補することを和美に伝えると、呆れて立ち去られていました。

選挙には、磯部の他にも、政治家一家の藤堂誠（高橋一生）や元アイドル・小出未亜（前田敦子）、代々農家の園田龍太郎（斎藤司）、苦労人でもある岡本遼（千葉雄大）がいて、かなり個性豊かな面々です。

あおば市長・河原田晶子（余貴美子）と市議会のドン・犬崎和久（古田新太）は、対立関係にあるみたいですね。

初めは智子のことに興味を持たなかった和美ですが、彼女が演説の中で自分の生い立ちを話し、世の中がおかしいと言ったことで、いつもすべてのことを諦めていた和美は何かを気付かされたようです。

そして、智子のことを応援すると言うのでした。

和美は、優秀な新聞記者でしたが、シングルマザーで娘を出産後、育児休暇後は事務職に回されてしまいました。

でも、優秀な和美は、自分のできる友人たちを集めて、智子をバックアップし始めます。

いつの間にか、智子の周りには応援してくれるママ友たちが集まり始めます。

何をするかわからない智子ですが、彼女の行動力と求心力は本物だと思います。

選挙結果は、磯部が脱落してくれたおかげで、智子は繰り上げ当選となりました。

智子・・・後ろで寝ている議員の頭を引っぱたいて起こすあたり笑えますが、確かに仕事中に何を寝てるんだって思いますよね。

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