結婚式の前日に 第1話

東京・築地で、寿司店を営む父・健介（遠藤憲一）に男手一つで育てられた芹沢ひとみ（香里奈）は、中堅不動産会社に勤めていて、医師・園田悠一（鈴木亮平）との結婚式を100日後に控えていました。

そんな折、ひとみは人間ドックの検査結果を聞きに行きます。

そこで脳腫瘍と診断されて、このままでは命も危ぶまれる状態だと知らされることに・・・

自覚症状が何もないひとみは、ただ茫然と医師の話を聞くだけでした。

父親にも婚約者にもその話を言い出せないひとみは、釣り仲間のリカちゃんにLINEでそのことを伝えていました。


そんなひとみの前に突然、28年前に家を出て行った母・可奈子（原田美枝子）が現れます。

好きな男性が出来て家を出て行って、海外にいた可奈子は「結婚式前日に、娘から三つ指付かれて挨拶されるのが夢で帰国した」と言い、式にも出席するつもりのようです。

今まで死んだと聞かされていたひとみは、可奈子の言動が理解出来ません。

今更、母親ぶる可奈子を腹立たしく思うだけでした。

しかし、可奈子はどんどんひとみに関わって行くのですね。


釣り仲間のリカちゃんとは、LINEだけのお付き合いでしたが、何と彼女は可奈子だったのですね。

はちゃめちゃな可奈子に振り回される芹沢家に人々。

それでも可奈子は、とてもひとみのことを心配して、人間はそんなに簡単には死なないように出来ていると言っていました。

可奈子のことをよく知っている江の島ひだまり園の園長・北野聡美（藤田弓子）は、可奈子が陰ながらずっとひとみを見守って来たと言っていましたし、可奈子が健介と話をすり合わせようとしているのを見て、もしかして離婚原因はもっと他にあるのかと思ってしまいました。

ひとみは、園田家と芹沢家の顔合わせの時に、悠一に可奈子のことや自分の病気のことを話していました。

この顔合わせの時にも可奈子の乱入で、ただでさえ、ひとみのことをよく思っていない悠一の母・響子（江波杏子）がショックのあまり気絶してしまいましたｗ

ひとみにどんどん病気の自覚症状が出て来ています。

可奈子との関係はどうなるのか、悠一との結婚もどうなるのか・・・・

シリアスな話なのに、可奈子のおかげかちょっと心配が和らいで観れましたね。

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