おやじの背中 第9話

勝（内野聖陽）は、業界最大手のゼネコン会社で出世街道をひた走っていました。

一方、就職活動中の大学生の息子・達也（神木隆之介）は内定がなかなかもらえず、ガールフレンド・のぞみ（岡本あずさ）から、父親である勝に就職のことを頼んでみたらどうかと提案されます。

親のコネを利用したくはないけど、仕方なく勝の会社を訪ねた達也は、受付の女性から勝が退職したことを伝えられます。

家に戻って確かめると、勝は上司とそりが合わないから依願退職したと言います。

当てが外れて困惑する達也以上に、妻・絵美（夏川結衣）が怒り出します。

アパレルメーカーに勤める絵美は、大役への起用を打診されたけど、家事との両立が難しいと辞退したばかりだったのでした。

その話を聞いた勝は、家事は自分がやるので、絵美はその話を受けろと言い出して・・・

絵美は口を酸っぱくして家事の大変さを訴えますが、勝は三食昼寝付きのテレビ見放題の生活が待っていると言って聞く耳持ちませんでした。

絵美が心配していたのは、家の中の家事のことじゃなくて、隣に住む主婦・誠子（久本雅美）たちとの近所付き合いや子供たちの学校のお付き合いのことだったようです。

誠子は、ごみ出しや買い物をする勝に何かと口を出して来て、はっきり言って関わりたくないけど、怒らせると面倒な人ですねｗ

勝は、達也とも何かと喧嘩するようになっています。

主夫初心者なので、食事を作るのは遅いし、公園のベンチで一服してお酒を飲んでいるし・・・

一方、大役を引き受けた絵美は、同僚の嫉妬をどう交わして良いのか悩んでいました。

絵美は、家族を背負って仕事をすることがどんなに大変か身にしみているようで、公園のベンチでお酒を飲んでいた勝と話をしていました。

就職が決まらない達也は、バイト先のやきとり屋さんの手伝い中に、のぞみの就職が決まったことを知ります。

何かと達也を励ましていたのぞみですが、自分だけ決まったことが話し辛かったようです。

のぞみの就職先が不動産関係なので、色々調べ物をしている時に、勝の会社で橋の設計ミスがあったことがわかります。

のぞみは、達也に勝の退職理由がこれなのではないかと言っていました。

同じころ、達也の弟・寛太（高木星来）が誠子の家の洗濯物から、女の子用のワンピースを盗んでしまいます。

のぞみと誠子に見られて、言い訳の出来ない状態で大騒ぎになります。

学校の劇で使うワンピースがほしくて、こんなことをしてしまったようです。

勝が主夫をしていることもあって、女の子用のワンピースがほしいと言い出せない状態だったみたいですねｗ

勝は自分の仕事だと言って、絵美に作り方を習って徹夜してワンピースを作っていました。

達也と勝は、取っ組み合いをして・・・勝が設計ミスの責任を負わされてしまったことが判明します。

仕事人間の勝のことが好きだった達也は、そのことを告げると、勝はもう一度仕事を探そうとします。

勝と達也のどちらが早く仕事が決まるか勝負することになりました。

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