おやじの背中 第8話

春部真（大泉洋）は、菓子メーカーの営業所で働く傍ら、駄菓子の研究開発に余念がありません。

息子の湊（田中奏生）も、真の試作品が出来ると友達に食べてもらって感想を聞いていました。

真も野球少年たちに食べてもらって、リサーチをしていました。

真の駄菓子に対する思い入れは相当なもので、本業を二の次にして没頭するあまりに奥さんには逃げられてしまったようです。

会社とトラブルを起こすことも多く、ついに上司の二ノ宮（日野陽仁）と言い合いになって、会社を辞める羽目になってしまいました。

仕方なくハローワークで職探しをし始める真のところに、兄・利一（田中哲司）が訪ねて来ます。

利一は真と違って出来が良く、一流大学を出て父・森造（高橋克実）が経営する製薬会社を継いでいました。

しかし、お父さんの病気が深刻なようで、余命を悟ったお父さんが真も利一と一緒に会社をやってみろと言っているらしいです。

でも、利一にしてみれば後ろ盾のお父さんがいなくなれば、自分の現在の地位が危ないことを悟っているのですね。

だから、弟を引き入れて味方にしたいみたいです。

真にしてみれば、自分のしたい仕事じゃないので、余計なお世話だと差し伸べられた手を振り払います。

真は湊と一緒に色んな駄菓子を食べて、一番美味しいと一目置くハシバ製菓に自分の自信作を持って訪ねて行くのでした。

真は自信作と履歴書を持って社長の羽柴浩太郎（塚本高史）を訪ねますが、取り合ってももらえません。

そんな様子を見ていた湊は、羽柴の息子・輝光（五十嵐陽向）に真の自信作を上手く渡すのでした。

そんな時、真の携帯にお父さんの訃報が届きます。

奥さんに出て行かれてから、家事などは湊が取り仕切っています。

喪服もちゃんと出して来てくれました。

お父さんのお通夜に行った真は、利一の本音を聞かされて、駄菓子作りは封印しようかと思い始めます。

湊は友達やいつも行っている駄菓子屋さんも、真の駄菓子が完成するのを心待ちにしていると言って反対します。

そんなバタバタしている時、真のところに羽柴が訪ねて来ます。

羽柴は真が開発したこの駄菓子を一口食べて、とても美味しいと衝撃を受けたようです。

羽柴のお父さんも美味しいと言ってくれているようで、今度話がしたいので会社の方へ来てほしいと言われるのでした。

これで、夢だった菓子作りが完成するのか？

でも、窮地に立たされている兄はどうするの？

色々あるけど、真は無職からは解放されそうですね。

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