薬問屋・蓬莱屋は、裏では少女たちをキレイな着物と腕の良い絵師で誘い、好色な男たちの餌食にしていました。
食い物にされていた少女の一人が逃げ出そうとして、用心棒に殺害されてしまいます。
少女の両親からの頼みで、渡辺小五郎(東山紀之)たちは、悪党たちを始末します。
しかし、ここで大問題が・・・
翌日、小五郎が相棒の同心・結城新之助(田口浩正)と現場に戻ると、昨夜の仕事では覚えのない死体が出て来ます。
何と、南町奉行所の同心だと言います。
花御殿のお菊(和久井映見)とリュウ(知念侑李)、経師屋の涼次(松岡昌宏)は、新しく仲間になった瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)の仕業ではないかと疑いますが・・・
そんな中、小五郎が勤めている本町奉行所に、幕府から大目付預かり監察方番頭の朝比奈藤十郎(安田顕)がやって来て、無駄を排除するために不要な人間を解雇すると明言します。
朝比奈の世話役に選ばれた結城は、長女・お絹(浜辺美波)との仲が冷え切っていて悩んでいました。
一方、江戸の町では、蓬莱屋と同じような商売がのさばっていました。
その一つの油問屋・初音屋の絵師には、小五郎の仲間である涼次が収まっていて、そこには結城の幼馴染・鬼頭進之助(寺島進)の姿もありました。
そこへ、お絹が連れて来られて、ヤクザ者の弥助(温水洋一)から大金を渡されて、お絹の春画を描くように言われてしまう涼次なのでした。
その頃、奉行所では、結城の先輩同心・河原崎長七(尾美としのり)が、奉行所に無駄な人員などいないことを示すために、一致団結して大きな成果を上げようと提案します。
リストラ要員の選定に頭を抱えていた結城も大賛成して、初音屋に大々的な手入れをすることが決まります。
このことに勢い付いた結城は、朝比奈に手入れの件を話してしまいます。
そして、手入れに初音屋に向かいますが、店の中はもぬけの殻でした。
別の部屋を用意されていた涼次とお絹は、手入れに気付いて屋根伝いに逃げ出していました。
この件をきっかけに、結城は思わぬ陰謀の餌食となってしまうのでした・・・
結城は切腹に見せかけて、殺害されてしまいます。
いつもは、表の顔はグータラで仕事をしないリストラ候補一番手の小五郎ですが、さすがに相棒をこんな形で失ってしまっては、黙ってはいませんね。
結城の妻・はつ(久保田麿希)が結城の私物を取りに奉行所へやって来た時に、小五郎はいつになく鋭い意見を出していました。
小五郎の意見を聞いたはつは、家族全員で甘味処へ行こうと約束していたお金で仕事を依頼します。
まだ、的もわかっていないし、情報収集もこれからなので、陣八郎は決まってから呼んでくれと言っていました。
小五郎は書類を探すのは苦手なので、お菊を内緒で奉行所へ呼んで調べていると、そこに上司の増村倫太郎(生瀬勝久)がやって来て・・・
お菊が隠れた後、小五郎が結城のことで調べていると知った増村が力を貸してくれます。
南町奉行所のお金の出入りがわかりました。
朝比奈が南町奉行所で五人解雇したと話にありましたが、給金は解雇した五人分も毎月しっかり入っています。
果たして、そのお金はどこに・・・
黒幕は、やはりなところから出て来ました。
今回は、鬼頭相手にリュウが苦戦していましたが、涼次がそれとなく助けていました。
助けてくれなかったとリュウは怒っていましたが、そんなことはないよね。
はつと十一人の子供たちは、八丁堀を去ることになり、小五郎の妻・ふく(中越典子)がお餞別を渡していました。
でも、奉行所の給金が減ることになり、義母・こう(野際陽子)がいつものごとく、小五郎に愚痴を言っています。
小五郎がお上のすることに文句は言えないと言うと、おかずを取り上げられてしまって・・・
すると、小五郎は始末をするなら、来月行く温泉旅行を辞めたらいいのにと言って、こうとふくを泣かせてしまうのでしたw
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